糸島に誕生したおしゃれカフェ「植物屋」観葉植物とカフェの融合で大人気

2025年9月4日

福岡県糸島市筑前前原駅から徒歩わずか1分。2025年5月にオープンした「植物屋（しょくぶつや）」

従来のカフェの概念を覆す革新的な空間です。外観に堂々と掲げられた「PLANTS. FLOWERS CAFE」の文字は、この店が提供する新しい体験を端的に表現しています。

若者3人のクリエイティブな発想から生まれたこの店は、単なるカフェでも花屋でもない。植物を愛でながらコーヒーを楽しみ、気に入った花をその場で購入できる、これまでにない「暮らしを豊かにする体験」を提供する拠点として、糸島の新名所となりつつあります。

“小さな植物園”のような店内空間

店内に足を踏み入れた瞬間、訪問者を迎えるのは天井から吊り下げられた美しい植物たち。棚に並ぶ色とりどりの花々と相まって、まるで植物園の一角をそのまま再現したような空間が広がります。

ここで特筆すべきは、植物が実際に購入可能だということ。眺めて楽しむだけでなく、気に入ったものをその場で購入し、自宅に持ち帰ることができるのです。

メニューはコーヒーから、ティー、ジュース、さらにデザートなど申し分ないカフェメニューが揃っています。ホットコーヒーや、ホットティーは350円とお手頃価格で楽しむことができます。

価格設定は非常にお手頃で、日常使いしやすい点も魅力です。また、SNSでのメニュー更新頻度が高く、季節ごとの限定商品を楽しみに通うリピーターも多いとのことです。

ドリンクメニュー

スイーツメニュー

店内は多くの観葉植物や花で飾られており、まるで小さなボタニカルガーデンのような空間が広がっています。緑に囲まれて、おしゃれながら落ち着く空間。

どの席も椅子と机は違うものを使用していますが、統一感など気にならないほどの居心地の良さ。緑は単に飾っているものもありますが、観葉植物として販売しているものあります。

植物屋の魅力は、訪れる時間帯によって異なる表情を見せることにもあります。日中は豊富な自然光が店内を明るく照らし、植物の緑がより鮮やかに映えます。夜になると、温かなオレンジの照明とキャンドルの光が幻想的な雰囲気を演出し、デートスポットとしても人気を集めています。

今回私がいただいたのは、コーヒゼリーと、アイスカフェオレ。

ほろ苦さが絶妙に調整されたゼリーに、アイスクリームの甘さとクッキーの食感がアクセントとして加わり、一口ごとに口の中で味の変化を楽しめる完成度の高い一品でした。

コーヒーの豊かな香りと甘さ控えめな仕上がりは、女性客はもちろん男性客からも高い評価を得ているとのこと。アイスカフェオレとの相性も抜群で、植物に囲まれた空間でのカフェタイムをより特別なものにしてくれます。

植物屋では、切り花から観葉植物、苔玉まで、多様な植物を取り扱っています。どれも丁寧に管理されており、初心者からベテランまで満足できる品揃えです。

観葉植物や切り花、苔玉などの販売も行っています。植物は、育てやすさや可愛さにこだわったものがセレクトされています。部屋を緑にしたおしゃれボーイとおしゃれガールな読者の皆さんにはきっと刺さると思います。

特に印象的なのが、選んだ花に好きな紐を巻いてもらえるサービスです。まるでオーダーメイドの贈り物を作っているような特別感があり、自分用にも、大切な人への贈り物にも最適です。

購入した1輪の花は、その美しさに見惚れるほどの完成度で、植物屋が提供する「暮らしを彩る体験」の真髄を感じることができました。

1輪の花に自分で選ぶ紐。おしゃれすぎて非日常な時間を過ごしているようでした。私たちは買った花に見惚れて、写真を撮るのを忘れるほどでした。

植物屋の歴史は、各地で展開してきたポップアップイベントから始まりました。数多くの出店経験を通じて築いたファンとの深いつながりと、「植物をもっと身近に感じてもらいたい」という3人のオーナーの強い想いが結実し、2025年5月に待望の常設店としてオープンしました。

この経緯が示すように、植物屋は単なる商売としてではなく、植物を通じた豊かなライフスタイルの提案という使命感に支えられています。

植物屋は、単なるカフェでも花屋でもない、新しいカテゴリーの店舗です。植物と触れ合いながらコーヒーを楽しみ、気に入った花を持ち帰る。そんな「暮らしを彩る体験」を通じて、訪れる人々の日常に小さな豊かさをもたらしています。

忙しい現代社会において、緑に囲まれた空間で過ごす時間は、心身のリフレッシュに欠かせません。糸島散策の際には、ぜひこの特別な空間で、植物とカフェが融合した新しい体験をお楽しみください。植物屋は、きっとあなたの糸島観光に忘れられない彩りを添えてくれるはずです。