
佐賀県立博物館の1階、美術館と連結した静かで洗練された空間にある「cafe TRES(カフェトレス)」。木の温もりとガラス張りの明るい店内、テラスから望む佐賀城公園の緑が織りなす空間で、佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」を味わう贅沢な時間をご紹介します。
博物館内の落ち着いた雰囲気の中で楽しむランチタイムは、地元食材にこだわった料理と、心地よい空間で過ごす癒しのひとときが、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
博物館内の上質なカフェ空間

博物館カフェならではの上質な空間
博物館カフェならではの落ち着いた雰囲気
佐賀県立博物館の1階に位置するcafe TRESは、美術館と直結した特別なロケーション。コンクリート打ちっぱなしの天井と木の温もりを感じるテーブル・椅子が印象的なモダンな空間です。大きな窓からは自然光がたっぷりと差し込み、開放的な雰囲気を演出しています。
カウンター奥の黒板には手書きのメニューがずらりと並び、カフェらしい温かみのある雰囲気。博物館や美術館を訪れる人々で賑わう店内は、静かで落ち着いた雰囲気に包まれており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
佐賀のソウルフード「シシリアンライス」の魅力を再発見

見た目も味も感動的な一皿

黒い艶やかな器に美しく盛り付けられたシシリアンライスは、まさに芸術作品のよう。中央にこんもりと盛られた千切りキャベツの上には、深緑の海苔がたっぷりとトッピングされ、まるで海の森を表現しているかのような美しさです。
彩り豊かな具材たちが器全体に散りばめられており、鮮やかな人参、真っ赤なミニトマト、そして白く輝く大根の輪切りが、まるで宝石のように輝いています。特に印象的なのは、かぼちゃの鮮やかなオレンジ色と紫キャベツの深い紫色。これらの色彩が織りなすコントラストは、食べる前から心を躍らせてくれます。

一口食べると、シャキシャキとした野菜の食感と、じっくり炒められた豚肉の旨みが口の中で調和します。特製のタレは甘辛く、野菜の自然な甘みを引き立てながらも、しっかりとしたコクを感じさせる絶妙な味わい。海苔の風味が全体をまとめ上げ、最後まで飽きることなく楽しめる一皿でした。
見た目の美しさだけでなく、栄養バランスも抜群。野菜をたっぷりと摂取できるヘルシーさと、お肉の満足感を同時に味わえるのは、シシリアンライスならではの魅力です。
コンソメスープ付きで満足度アップ

今回いただいた佐賀のご当地グルメ「シシリアンライス」には、なんと温かいコンソメスープが付いてきました。やさしい旨みのスープが、サラダ感覚のメイン料理と絶妙にマッチ。野菜たっぷりのヘルシーなメインと、心温まるスープの組み合わせは、心も体も満たされる理想的な一皿です。
充実のカフェメニューで食後も楽しめる

シシリアンライスをメインに訪れても、ぜひ注目したいのが充実したカフェメニューです。オーガニックコーヒーをはじめ、こだわりの茶葉を使った各種お茶、手作りデザートまで豊富に揃っています。
こだわりのドリンクメニュー コーヒーはオーガニックコーヒーやフェアトレードコーヒーなど、品質にこだわった豆を使用。紅茶やハーブティーも種類豊富で、食後のひとときを優雅に演出してくれます。特にデザートセットは、ドリンクと手作りデザートがセットになってお得感も満点です。
cafe TRESならではのこだわりの味
地元食材への徹底したこだわり 武雄市のブランド豚「若楠ポーク」を使用し、やわらかく旨味たっぷりの仕上がり。特製のタレは佐賀の味噌や醤油をベースにした、他では味わえない独自の風味が楽しめます。
見た目も美しい芸術的な盛り付け 新鮮な生野菜や色とりどりの揚げ野菜をトッピング。まるでアート作品のような美しい盛り付けは、思わず写真に収めたくなる華やかさ。たっぷりと盛られた食材たちが織りなす色彩は、見るだけでも心が躍ります。
テラス席で自然を感じながらのひととき

cafe TRESの魅力の一つが、開放的なテラス席です。屋外の席では、佐賀城公園の緑を眺めながら食事やお茶を楽しむことができます。特に天気の良い日には、自然の風を感じながらゆっくりと過ごせる贅沢な時間が待っています。
テラス席は季節の移ろいを肌で感じられる特等席。春の新緑、夏の深い緑陰、秋の紅葉、冬の静寂と、四季それぞれの美しさを堪能しながらカフェタイムを過ごすことができるのは、この立地ならではの魅力です。
シシリアンライス誕生秘話と文化的価値
佐賀生まれのご当地グルメの歴史
シシリアンライスは1970年代、佐賀市内の喫茶店でスタッフの賄い料理として誕生しました。その美味しさが評判となり、やがて正式なメニューとして定着。今では佐賀を代表するご当地グルメとして、多くの人に愛され続けています。
シシリアンライスが愛される理由
視覚的な美しさ 彩り豊かな見た目は、赤・緑・白がイタリア国旗のようにも見えることから「シシリアンライス」の名前が付いたとも言われています。
栄養バランスの良さ ひと皿にご飯・肉・野菜がバランスよく詰め込まれているため、栄養面でも理想的な一品です。
記念日まで制定 4月4日は「シシリアンライスの日」(4=シ)として佐賀市が制定し、毎年PRイベントを開催するほど地域に根ざしたグルメです。
アートと美食を融合させる理想的な1日の過ごし方
博物館・美術館とカフェを満喫するプラン
- 午前中:佐賀県立博物館・美術館でアートや歴史に触れる
- 常設展示や企画展示を時間をかけてじっくり鑑賞
- ランチタイム:cafe TRESで「シシリアンライス+コンソメスープ」
- テラス席で佐賀城公園の緑を眺めながらの贅沢ランチ
- 午後:佐賀城公園の散策で余韻に浸る
- 自然の中でアート鑑賞と美食体験の感動を振り返る
芸術・自然・味覚が美しく融合する、心豊かな1日の過ごし方として多くの人におすすめしたいコースです。
cafe TRESの隠れた魅力
地元への愛が込められたメニュー

シシリアンライス以外にも、オーガニックコーヒーや手作りデザートなど、地元食材にこだわったメニューが充実。どれも丁寧に作られており、素材の良さを活かした優しい味わいが楽しめます。
他にもコーヒーやデザートなどのカフェメニューも充実しています。
まとめ
cafe TRESは、単なる博物館内のカフェではありません。佐賀の文化と食の魅力を同時に体験できる、特別な空間です。アート鑑賞の合間に味わうシシリアンライス+コンソメスープは、心も体も満たしてくれる至福のひととき。
地元食材へのこだわりと、美しい盛り付け、そして心地よい空間が織りなすハーモニーは、きっと忘れられない体験となるでしょう。佐賀を訪れた際は、ぜひアートと美食が融合するこの特別な場所で、贅沢な時間を過ごしてみてください。
文化的な感性と味覚の両方を満たしてくれるcafe TRESは、佐賀観光の新たな魅力として、多くの人に愛され続けることでしょう。
店舗情報
店名 | cafe TRES(カフェトレス) |
住所 | 佐賀県佐賀市城内1丁目15−23 佐賀県立博物館 佐賀県立博物館1階(美術館併設) |
営業時間 | 10:00~17:00(L.O. 16:30) |
定休日 | 月曜、第2・4火曜、博物館休館日、年末年始 |
電話番号 | 0952-37-8402 |
駐車場 | あり |
